福井県鯖江市。
国内の眼鏡フレームの生産シェア96%を占める、メガネの聖地。
ここ大阪からは、サンダーバードに揺られること2時間弱。
今年の夏に MEGANE ROCK|メガネロック・雨田氏 を訪ねて、アトリエにお邪魔して参りました。
世界最古のプラスチックと言われる セルロイド のみのコレクションです。
眼鏡に対しての熱い情熱をもち、お一人で眼鏡のデザインと生産を手掛けています。
まさに、ハンドメイド。
MEGANE ROCK|メガネロック の、ご紹介ブログ、良ければお付き合い下さい。
初めて雨田さんに、お会いする機会でしたので、緊張しながら鯖江駅に到着。
軽快な笑顔で、お迎えに来てくださいました。
鯖江の名所があると、連れて行ってくださった先には、遠くの山に見える象徴的な看板。
この距離から視認できるのだから、余程の大きさなのだろうな。と、
想像を膨らませつつ、噂に聞いていた、メガネの街・鯖江の、
メガネに対する熱量を、感じたのを覚えています。
少し入り組んだ細い路地の奥。アトリエはありました。
歴史を感じさせてくれる様な、古く、味のある長屋の建物。
手作りの看板に目がいき、セピアがかった様な空間に、
有機質な赤や青を心地よく感じました。
アトリエ内には、至る所に、雨田氏が施したペイントやクラフトが。
一年を通してその空間で長く過ごし、モノづくりに真摯に打ち込まれています。
そういった、少しの遊び心に触れる事で、
雨田さんという、人柄をちょっとだけ、感じる事が出来た気がします。
大げさでデコラティブではなく、なんかリアルで。
普段は吸う事の出来ない空気を感じ、かっこいいなと心底思いました。
とても、落ち着く空間でした。
MEGANE ROCK|メガネロック という、ポップさを感じるレーベル名とは真逆。
とてもストイックに、愛情を注ぎながら、丁寧に、一本の眼鏡を仕上げていきます。
最大限ご自身の責任の下、自らの手で仕上げていくという理念をお持ちで、
外注は切削という、フレームの型取りのみ。
それ以降の、磨き・カーブ付け・組み立て等、
機械では成し得ない、指先と神経をすり減らすような工程すべてを、
雨田氏がお一人でしておられます。
一日を費やして、様々なことをご教授してくださったのですが、
素人目に見ても、膨大な時間とパワーを費やしているのだなと感じました。
でも、一切苦にならないと、真っ直ぐにおっしゃられていて、
お伺いした自分を恥ずかしく感じました。
制作工程を明日、商品のご紹介を明後日に。