Silver and Gold

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cantate|カンタータ

 

cantate|カンタータ デニムシリーズ、ワンウォッシュのご紹介です。岡山のデニムファクトリーで修行をされていた時代もお持ちのデザイナー松島氏。ヴィンテージをはじめとしデニムへの造詣も大変深いです。ステッチの走らせ方、運針の細かい使い分け、といった細部への職人の腕も呻るスペシャルオーダーで作られます。 氏曰く、パンツは皮脂汚れがつきにくいので洗剤無しの水洗いでとの事、お会いした時に穿いていたデニム、迫力の色落ちでした。そして、ボタンは贅沢な水牛ボタン、このボタン、シグネチャーです。 原点へのリスペクトと cantate の色が、折り重なった、永遠かつ新しいスタンダードデニムシリーズです。以下 LOOK BOOK 文章による、紹介です。

 

 

 

Baby’s In Black

Trucker Jacket [18SSCA088]

 

 オーセンティックなデニムジャケットを、古いジーンズ素材をお手本にして、青さよりも黒に近い、男らしい素材で作りました。 デニムジャケットのデザインはいわゆる「サードタイプ」で、武骨でスタンダードなテイストなので合わせるアイテムを選びません。それでも「コの字ステッチ」などのヴィンテージデニムに見られるディテールが忠実に生かされており、定番なデザインにこだわりを凝縮させたアイテムといえます。 一般的なデニムジャケットと違う点は、ボタンを水牛ボタンにしたところでしょう。ボタンはテーラードアイテムによく使うものですが、それも cantateらしさではないでしょうか。

 

 

 

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Denim Tapered Trousers [18SSCA092]

 cantate が最初にデザインしたジーンズには「Denim Tapered Trousers」というネーミングが付けられています。 ユニオンスペシャルの古いミシンを使った仕立て。バックポケットからウェスト部分までの「ひと文字」と言われる縫い方……。デニムマニアも唸ってしまうような凝った縫製やディテールを持ちながらも、テーラードアイテムに合わせてさりげなくはいてもらえるように、このデニムパンツをデザインしたのです。 だから太腿から裾にかけて細くなり、革靴などが似合うように、テーパードシルエットにしました。その昔、アメリカ西部の男たちはドレスアップするときに、ジーンズにセンタークリースを入れてブーツを履きましたが、このモデルもそんなはき方が似合うでしょう。 素材はカリフォルニア・シエラネバダの雪解け水と肥沃な土壌で栽培された綿花、サンフォーキアンコットンを使い、岡山の機屋で時間と手間をかけて紡ぎました。

 

 

 

“Blue Jay Way”

Denim Pants [18SSCA90]

 

 ジャストフィットではけるようにと、先シーズン開発したモデルを、素材を変えて今季はつくりました。 デニム素材は、リーバイスのヴィンテージジーンズの47年代モデルをイメージしたものです。当時のデニムジャケットは青さよりも黒さがあり、男らしいムラ糸と色目が特徴です。縦糸を7番、緯糸を 7.4番に。あえて緯糸はトップ染めのベージュに。もちろん旧式の織機で織りましたので、セルヴィッチ付きです。色はピンクですが洗いを重ねる毎に緩やかに退色していきます。 シルエットは、程よい太さを持ったストレート。太腿とヒップの収まりを工夫しましたので、はきやすく、体によくフィットします。

 

 

 

“I Saw Her Standing There”

Ribon Knot Belt [18SSCA099]  どこにもないベルトを作ろうと試行錯誤を重ねてこのベルトは出来上がりました。 革は、イタリアのタンナーで鞣したベジタブルタンニンを施した「プルアップレザー」と称されるものです。オイルがたっぷりとしみこませてありますので、曲げるとオイルが動いていく様子がわかります。 この独特の革を日本の革職人に依頼し、4mm厚のまま面取りして、コバは木を使って光沢が出るまで磨いてもらいました。デザインはもちろんすべてオリジナルです。金具がないおよそベルトとは思えないデザインで、2箇所の穴にベルトを通し、ベルトの先を縦方向に入れる方式です。長めにつくられたベルトの先がウエストにポイントをつくってくれます。センターよりはサイドにずらして締めると洒落て見えるでしょう。女性ならばオーバーベルトとしても使えます。 どこにもないスペシャルなベルトです。