Needles|ニードルズ Raglan Jacket Emb.
気温40度に近い灼熱に焦される日々が続いております。皆様熱中症などにはくれぐれもお気をつけください。そんな中の皆さまのご来店に感謝いたします。久々にお会いするお客様や Instagram や HP をご覧頂き初めてお店に来てくれるお客様との出会いもあり、決してバタバタ忙しいというわけではありませんでしたが有意義な日々でした。8月・9月は毎年ショーツやTシャツの上に、ウールのアウターやジャケットをご試着頂く独特の時期。実際は夏真っ盛りでまだ続きますが、お洋服選びのスイッチはもう秋冬になってます。
煌びやかなツイード素材で既に入荷が始まっている Needles ジャケットシリーズ。Vゾーンの広さやディテールでリラックスした印象を演出し快適に着用できるジャケットをご用意しています。今年はジャケットスタイル気になりますよね、個人的には何年か振りにラペルジャケット欲が増しています。とはいえフォーマル過ぎると落とし込み辛いので、適度なカジュアルさを求めてしまいます。
Needles のジャケットならば妖艶で色濃い性質を求めてしまいます。そんな欲求にズバッとハマる1着が届きました。今回は Emb. 刺繍が施されたラグラン仕様のベルベットジャケット。ベルベットは映画館の椅子のあの質感。Designer / 清水慶三 氏のご実家は映画館で幼少期からすごく身近にこの素材が存在していたと、昔に記事で拝見しました。根本にある素材なのかなと想像してしまうと、更なる魅力や説得力を感じずにはいれません。季節感も出ますし、少し漂う夜の匂いがまた素敵ですね。
強い主張のあるデザインなのでシンプルな着こなしが多くなると思いますが、今回のスタイリングではニットジャケットを差し込んでいます。ガバッと抱擁する様なサイジングなので思い思いのスタイリングを組んでいただけますよ。そして、冬場はフィッシュテールのインナーにしてもらえたら。縦のラインから覗くこの生地が刺激的です。
光沢のあるベルベットに植物の柔らかくも複雑な刺繍が施されています。刺繍の色は Gold , Pink , Navy , Yellow と複雑な色使い。写真だと単色っぽく見えるかもしれませんが、配色の妙が有ります。ポリエステルヤーンの光沢は光の当たり方によって表情を変えます。プレーンで取り回しの効くアイテムもたくさん存在しいますが、刺繍や柄・色出しも毎回の大きな魅力。ラグラン仕様のなっていてカーディガンの様に気兼ねなく着ることができます。丸みのあるフォルムでシェイプも無く、インナーもかなり自由に組むことができます。
内ポケット付きの総裏仕様ですが重さはなくアンコンジャケット感覚です。横向きに手を突っ込むことのできるハンドポケットなので、そうやって着ている様はコーチジャケットライク。表面にはフラップなどは無くってディテールも抑えめなので、生地と刺繍の良さ両面が引き立つ仕上がりに。素材のコットンベルベットは柔らかく滑らかで心地よいですが、ちゃんと緊張感があります。本モデルには、シグネチャーのパピオン刺繍は施されません。
Raglan Jacket – Emb. Velvet #Black [HM127]
Number : [HM127]
Color : Black
Size : M , L
Price : ¥69,000 +tax
3Bジャケット+トップボタン仕様となるので、ボタンの掛け方ひとつで表情は一変します。気温が下がればカーディガンの様に羽織るところから始まって、最終的に冬にはトップボタンを閉めてマフラーを巻いたり、インナー使いして下さい。トップまで留めることでオリエンタルなルックスが生まれるのが面白い。長年着たらアンティークな風合いを手にする事でしょう。70’s 80’s あのノスタルジックで独特な色気があります。バタ臭さも微かに、ただ日本ならではの世界観が投影されています。
Needles|ニードルズ
1995年スタート。NEPENTHES|ネペンテス 代表 清水慶三 がデザインを手がける。自身が長きに渡り世界各国でバイイングに携わり、またその経験によって熟成された世界観を投影するブランドとして発足。パーソナルな視点からのコレクションは日本のみならず世界から注目されています。また2010年にはコレクション内の新たなラインとして「REBUILD by NEEDLES」を設立。 過去に大量生産され、現在では生かしにくい洋服を、リビルド(再構築)することにより新たな洋服へと蘇らせています。さらに昨今では、世界で活躍するアーティストとのコラボレーションや、世界規模のフェスにも出店するなど活躍の場を広げている。