Marmot｜マーモット Historic Collection 20AW のご紹介。

今年で3年目となる Marmot Historic Collection シリーズ。これまで蒐集してきた 80’s / 90’s の生産された Marmoto の様々な製品から刺激的なディテールや切り返しのパターンなどを考察し、機能性を確保した上でファッションウェアとしての側面も考慮し企画したスペシャルモデルです。初期から製作を継続している Landonee Loft Jacket はあえて中綿を採用する事でイージケアを実現し、保温性も兼ね備えた実用性の高い1着。Scaranton Jacket は、スキーウェアとしてリリースされていた特徴的なディテールを忠実に再現した上で、3シーズン対応のシェルに仕上げた1着です。

今だからこそ着たいと思わせてくれるレトロアウトドアスタイル。オーバースペックになり過ぎず、ギアとしての側面のバランスを整えた Silver and GOld が企画する Marmot のジャケットを2種類ご紹介いたします。先に入荷していて大変好評いただいている Alpinist Tech Sweater と Scranton Jacket とのレイヤードスタイルは保温性のあるフリースに、防水防風性能を加える事が出来るのでオススメです。

Dermizax®︎ という東レが開発した高機能素材を用いた防水・防風・透湿の3拍子が揃ったジャケット。基本的に自然界で活動する人命を守る意味合いで生産されるアウトドア業界では、常にアップデートが計られています。製品や素材も目まぐるしく進化を重ねるので、こういったレトロスタイルは古着以外で探そうにも、見つからないのが実際です。だからこそ状態が良くサイズやカラーが選べると言う事はほぼ無い筈。モダンミリタリーとレトロアウトドア 90’s 00’s の年代は、レトロさとモダンさがちょうど入り乱れ面白いものが多いですね。注目しているカテゴリーです。

Scranton Jacket
Color : Olive × Olive
Size : S , M , L
Price : ¥59.000 +tax

DERMIZAX®︎ を選んだのは、ファッション目線を強く持って企画したからこそであります。ファッションシーンに落とし込む本格アウトドアは目線があるし勿論かっこいい、男心を擽るスペックも付随します。今回我々は、日頃の着用感を重要視しています。決して雪山で命をかける環境下では止水テープも施していませんので、着用はできません。ただ、だからこそのテープ剥離が無いから使い込んで真の 2020Ver レトロにする事が出来たり、何より柔らかくて、肌当たりも良いのでついつい着てしまいたくなる。普段着としてはベストスペックの筈。ポケットの形状や切り返し。ドローコードによるシルエットの変化を楽しみながらご愛用ください。

Scranton Jacket
Color : Black × Black
Size : S , M , L
Price : ¥59.000 +tax

一見するとダウンのように暖かみを感じるジャケット。Marmot への別注が実現した年にリリースしたのはこのモデルでした。雨蓋がついたハンドポケットに、逆手でスムーズにアプローチできるチェストポケットはアプローチし易いアウトドアらしい配置。首は収納式のフードにしています。フード収納時には首回りに隙間が無くなりマフラーも要らないくらいに暖かい。そして、フード出しっ放しでも立ち襟の形状がネックに残ります。補強の生地の切り替えはコントラストにしていますので、デザインとしても感じる事が出来ます。そして、普通に感じるようで実は拘りは内側のメッシュポケットです。お気付きの方も多いともいますが、ミリタリーウェアから着想を得ています。山では保護色になるグリーン&ブラックの色展開も珍しいですよ。

Randonnee Loft Jacket
Color : Olive
Size : S , M , L , XL
Price : ¥38.000 +tax

本来はダウンウェアとしてリリースされていた本モデル。中綿素材の日頃取り扱う上での利便性に大きな魅力を感じて採用しています。雨に濡れても気にしないで良いですし至急の際には自宅で洗えてしまう。アクティブなのがデザインから受ける印象だけではなくて、実際に生活に溶け込む1着であって欲しい。何処と無く鈍さを持つレトロスタイルは、引き続き気分ですしファッション出来ます。そこにギアとしての要素も含まれますので、活躍間違い無しです。ちょっとしたお出かけから、街に繰り出す暖かい一張羅として。是非、ご愛用ください。

Randonnee Loft Jacket
Color : Black
Size : S , M , L , XL
Price : ¥38.000 +tax

Marmot｜マーモット Historic Collection 20AW の、アウター2種ご紹介でした。実用的でレトロさが心地良くって、過去に立ち戻りつつも機能性を重視した今だから作り込めたアイテムです。拘りの別注アウターです、ぜひ、ご注目下さい。。

Marmot｜マーモット

1971年カリフォルニア大学で、アラスカの氷河を研究するプロジェクトで知り合ったエリック・レイノルズとデイヴ・ハントリー。この二人の独創的な学生は、アラスカの氷上で受ける授業を快適にするにふさわしいウェアを考えていた。二人は寄宿舎を工房代わりにダウンを使用した3つのウェアと、－45度まで使用可能なスリーピングバッグを製作。そして1974年、友人のトム・ボイスを招きコロラド州グランドジャンクションで『Marmot』は誕生する。

同年の秋、ある男との出会いにより『Marmot』は一気に前進を始める。男の名はマイク・フーバー。ペルーに赴いていたトムは、映画製作者と名乗るマイクと偶然出会う。コロラドへと戻ったトムはマイクからの緊急コールを受ける。「108着のダウンジャケットを製作してくれ。納期は1週間後だ。君にできるかい？」「YES」。即答するトム。そしてこう言葉を続けた。「マイク、君からこの電話をもらう前から、僕らは用意を始めていたよ」。1週間後、『Golden Mantle』と名付けられたダウンジャケットは、クリント・イーストウッド主演の山岳アクション映画『アイガー・サンクション』の撮影スタッフへと届けられた。

1976年、画期的なマテリアルとの出会いが訪れる。早速そのマテリアルを使用したスリーピングバッグを製作し、防寒・防水テストを開始。防寒テストは食肉用冷凍庫への7連泊、防水テストは消防用スプリンクラーを使用するなど、過酷な環境条件を想定したハードなものだったが、そのテスト結果は彼らを満足させるものとなった。すぐさまそのマテリアルを100フィート購入し、ウェアやスリーピングバッグへの採用を開始した。採用されたマテリアルの名は『GORE-TEX®』。現在ハイパフォーマンス・マテリアルとして名高いこのマテリアルの、アウトドア界で最初の顧客が『Marmot』なのである。